日々の生活に充実を

ボランティアの方をお招きして ~出張アロマセラピー、音楽会~

同じ大阪エリアにある「グループホーム エクセレント城北公園前」で、アロマセラピーが利用者様に好評だったという情報を聞き、1月にスイート帝塚山にも出張アロマセラピーのボランティアの方に来ていただきました。

ラベンダー、檜、みかんのアロマオイルの香り袋をご用意くださり、3種類の香りの効果について説明していただいた後、利用者様お一人ずつそれぞれの香り袋を嗅いでいただきました。参加された利用者様は、「良い匂いやね」「気持ちが落ち着くわ」「私はみかんの香りが一番好き」とスタッフと談笑されたり、ご自分が気に入った香り袋を購入したいと思われたのか「これいくらするの?」とセラピストの方に熱心に質問されたりと、アロマについて興味を持たれたようでした。

五感の一つである臭覚は、他の感覚と異なりダイレクトに脳に伝わるため、感情や記憶に深く影響を与えると言われています。植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)の心地よい香りを嗅ぐことで、気分転換ができたり心と体をリラックスさせてくれたりと、スタッフもアロマセラピー(自然療法)の魅力に触れることができました。

また、5月には、音楽ボランティアをされている『オレンジペコ』さんのお二人をお招きし、木管楽器のクラリネットとファゴットによるコンサートを開いていただきました。当日は、3つのユニットの利用者様に2階ユニットのリビングに集まって鑑賞していただくことにし、利用者様にそのお話をすると、「たくさん人が来るからオシャレせなあかんな」「これでええかな?」とスタッフと服選びをされるなど、開始前から楽しみにしてくださっているご様子がみられました。

セットリストには、「茶摘み」や「夏の思い出」、「バラが咲いた」など季節を感じる曲、大阪万博にちなんで「世界の国からこんにちは」、人生の応援歌のような「水戸黄門~わが人生に涙あり~」の他、予め利用者様がお好きな歌謡曲をお伝えしていたので、美空ひばりさんの「愛燦燦」や「川の流れのように」も加えてくださっていました。利用者様は歌詞カードを手に、「この歌知ってるよ、歌ってもええの?」と木管楽器の温かく柔らかい音色に合わせて歌われ、一曲の演奏が終わるごとに拍手を送っておられました。

コンサートの途中で木管楽器についてのお話もしてくださり、利用者様のお一人が代表してクラリネットとファゴットを持たせていただきましたが、ファゴットの長さは130cm以上で、重さも約4kgあり、その重量感にとても驚いておられました。

お二人の息の合った素晴らしい演奏を聴かせていただき、利用者様もスタッフも心和む憩いのひとときとなりました。

スタッフ交流会 ~ボウリング大会~

スイート帝塚山には、以前より『ボウリング同好会』なるものがあり、ボウリングが大好きなスタッフ数名が定期的に集まって技術やスコアを競い合っています。半年ほど前から「いつか皆で集まって大会を開けたらいいよね」と話していましたが、6月上旬、13名のスタッフが参加してくれることになり、それならと藤瀬エリアマネージャーもご参加くださり、総勢14名で開催する運びとなりました。

2ゲームの合計得点(平均点)によるチーム賞、男女別のベストスコア賞、ブービー賞を設け、くじ引きで4チームに分かれて楽しく腕を競い合いました。これまで、勤務するユニットが異なるスタッフがこのように交流する機会はなかなかありませんでしたが、普段は物静かなスタッフがストライクやスペアを取った時にガッツポーズやハイタッチをしたり、逆に普段は明るいスタッフが集中して無口になってしまうなど、普段とは違う一面をお互いに知り合うことができました。また、ランダムな時間に行われるムーンライトストライクゲームでの「一斉投球!」では、男性スタッフ1名が見事ストライクを出して景品をゲットし、皆でいい汗をかきながら大いに盛り上がりました。

スイート帝塚山では、利用者様に充実した日々を送っていただけるようこれからも地域やボランティアの方々との交流を図り、スタッフ間の交流も大切にしながら日々の業務に邁進していきたいと思います。

グループホーム
スイート帝塚山
介護主任 田中 大雄

※掲載内容は 2025年07月11日 時点のものです。